私が良く釣りに行く川の周りは田んぼばっかりです。
それなので農家の人だと思うのですが、土手を”軽トラ”が良く走ってきます。
するとたまにですが、釣りをしている私に「釣れてるかぁ?」と話しかけてくる方います。
この川は”アユ釣り”で有名は川の支流に当たるので、釣りをする人が多いようなのです。
私も「ぼちぼちでんなぁ!」など適当に?答えるのですが、その中には車から降りてきて話しかけてくる”おっちゃん”もいるのです。
一見すると”面倒くさいなぁ”と思ってしまう所ですが、この”おっちゃん達”、かなり良い情報を持っていたりするのです!!
情報通の”おっちゃん達”
いつものように釣りをしていると軽トラがコチラに向かって近づいてきます。
私の近くで止まると「釣れてるか?」と柴犬と共におっちゃんが降りてきました。
「スモールか?」と聞かれたので「ウグイですがな!」と言うと「おぉ、✕✕か?(この地方の呼び方らしいのですがなんて言ったかは正確にはわかりません)」続けて「この辺はスモールが結構釣れるんだぞ」というのです
年配のおっちゃんから”スモール”という言葉が出るとは思っていなかったので、よくよく話を聞くと、このおっちゃんは”鮎の友釣り”と”テンカラ”をするそうなのですが、どちらの釣りをしていても”スモール”が良く掛かるのだそうです。
戻りヤマメ・・・?
結構な釣り好きで、川についても詳しいようなので「この辺ではヤマメは釣れないんですか?」と聞いてみると「この辺でも”戻りヤマメ”が年に3~4匹は釣れるよ」というのです。
(戻りヤマメってなんだ?)と思ったのですが、ここは知ったかぶりをして「あぁ、この辺にも”戻りヤマメ”がいるんですか?(笑)」「どれくらいの奴が釣れるんですか?」と聞くと「30~40cmぐらいの奴が釣れるよ」と私にとって衝撃的(噓くせぇ~(笑))な話が出てきたのです。
この後も、「あそこの堰はどうですか?」とか「あの淵は釣れるんですか?」などいろいろな事を教えてもらいました。
戻りヤマメとサクラマス
家に帰ってから”戻りヤマメ”についてちょっと調べて見ました。
始めはおっちゃんが何か勘違いしているのかと思っていたのですが、ちゃんと出ていました。(おっちゃん・・・ごめんね⤵)
まず、サクラマスについて簡単に説明すると「川で生まれ海に下り、産卵の時にまた川に帰ってくる降海型のヤマメ」という”サケ”のような生態を持っている魚です。
余談ですが「海でも釣れるのか?と思いちょっと調べて見ると、遡上の為に岸(河口)に集まった魚を狙う”海サクラマス釣り”というのがあるようです。
では”戻りヤマメ”とはどういう魚かというと「もともとは”降海型のヤマメ”なのですが海に下るのを途中で止める個体」らしいのです。
”らしい”とはちょっとあいまいですが調べて見ると解釈の仕方や地方によってもちょっと違う所があるので正確には良く分からないのですが、だいたいこんな感じの説明が多いのです。(適当でスミマセン!)
そしてサクラマスよりは小さく30cm~40cmぐらいで銀化していてパーマークがはっきりしないなどの特徴があるようです。
もしかして?
調べていくうちにちょっと気になる事がありまして!
私が6月にウグイやカワムツを釣りに行った時に釣れた”あのヤマメ”はもしかすると”戻りヤマメ”なのでは?と思い写真を見直しで見たのです。
見る角度によっては”ほとんどサクラマス”のようですが、薄っすらとパーマークが残っている点を見ても戻りヤマメかもしれません!
来シーズンが楽しみです!
まだまだ先の話ですが、来シーズン、自分がいつも釣りをしている所で戻りヤマメが釣れるのだとしたら、狙って釣りをしてみたい!と思いました。
私が釣ったのは30cm前後だったのですが、もうちょっと大きな魚もいるという話なので非常に楽しみです。
そして、まぐれでも良いのでサクラマスも釣れたらラッキーです!
あと、貴重な話を教えて頂いた”おじ様達”ありがとうございました!