最近はネット発の小説なども多く見受けられるようになってきました。
色々な人がいろいろな形で表現できる場が増えたというのは良い事ですね。
今回紹介するこの本は、そのインターネットを中心に活躍されている”雨穴(うけつ)さん”の「変な家」という本です。
ジャンルで言うと、ちょっとホラー要素も含んでいますが「ミステリー」と言っていいでしょう。
この「変な家」は小説の他にまんがにもなっていますし、「間宮祥太郎さん」「佐藤二郎さん」「川栄李奈さん」で映画化もされている人気の作品です。
評判が良いので非常に楽しみです。
読んでいきましょう!
変な家 雨穴
謎の覆面作家・雨穴デビュー作!!
「読み出したら止まらない」と大反響
ついに100万部突破
映画化2024年3月15日公開、大ヒット上映中!YouTubeで2000万回以上再生のバズ動画
あの「【不動産ミステリー】変な家」には
さらなる続きがあった!!謎の空間、二重扉、窓のない子供部屋----
間取りの謎をたどった先に見た、
「事実」とは!?知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、
間取り図に「謎の空間」が存在していた。知り合いの設計士にその間取り図を見せると、
この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が
存在すると言う。間取りの謎をたどった先に見たものとは......。
不可解な間取りの真相は!?
突如消えた「元住人」は一体何者!?本書で全ての謎が解き明かされる!
読んでみた感想は?
まず思ったのは”非常に読みやすい”という事です。
この本は会話形式で進んでいくのですが、小説を読んでいるとたまに「このセリフは誰が言っているの?」とわからなくなることがあるのです(私だけかもしれないけど・・・。)が、この本は一目瞭然で私にも理解できます。
それに普通、小説は文字だけで進んでいくのですが、この変な家の”間取り図”がふんだんに使われているので読んでいて迷子にならないというのも良いポイントです。
さて、肝心の内容についてですが、初めのうちは”なにか違和感があるけどその違和感が何かわからない”という絶妙な感じで進んでいきます。
しかし・・・物語が進み主人公たちが「変な家」について考察していくのですが、私的には「そんなことあるぅ??」と思いながら読んでいくと、その考察が大体合っていたりするのです。(まじで?って思います)
さすがに真相は意外なものでしたが、読み終えたときに「・・・なるほど?」という感じで、「すごい面白いか?」と言われればそうでもないかな?という感じでした。(辛口でごめんね)
ちなみに第二弾「変な家2」も刊行されていて、人によっては「2」のほうが面白いとのレビューがあるので近々読んでみたいと思います。
この本のおすすめ度は?
図が多いのでこんな自分でも理解できるぞ度、★★★★星4つ
文字だけの本が苦手な人も十分楽しめる度、★★★★星4つ
考察が当たりすぎてない?度、★★★★★星5つ
総合おすすめ度は星3.5個★★★でした
追伸 私は単行本で読みましたが、文庫本には「文庫版あとがき」が追加収録されているそうなので、気になる方は文庫で購入してみると良いかもしれませんね。