バス釣りでもエリアフィッシングでも、何種類かのタックルを持って行くと思いますが、「このルアーを使うには何のラインを使うか?」と考える事があると思います。
ラインの種類には「ナイロン」「フロロカーボン」「PEライン」といろいろありますが、ここ何年か前から新たに「エステル」という素材のラインが出てきました!
この「エステル」とは「ポリエステル」の事で、「エリアフィッシングやアジング」をされる方は既におなじみだと思います。
私のイメージでは「硬くて細いライン」というぐらいで、私も実際に使っているのですが、実はあまり特性を理解していません(笑)
そこで、ちょっと調べて見ました!
エステルライン
エステルラインとは「ポリエステル素材」で作られたラインです。
「ポリエステル」というと”スポーツウェア”などの服に使われている素材というイメージがあるという方も多いのではないかと思います。
特徴
- エステルラインの”比重”はナイロン(1.14)とフロロ(1.78)の間で、エステルは(1.38)です。水の比重が”1”ですから「やや沈むライン」と言えるでしょう。
それ故に「マイクロスプーン」や「ボトムの釣り」の使用にマッチするという人が多いようです。 - 伸度、簡単に言えば”どのくらい伸びるか?”という事ですが、フロロよりも伸び率が低く、かなり硬めのラインです。
ちなみに伸び率の少ない順番は、製品によって差があると思いますが「PE 3.5%」「エステル 21%」「フロロ 24.5%」「ナイロン 25.5%」となっています。 - 耐摩耗性や傷については、いろいろ調べて見ると”あまり強くはない”ようです。
- 最後に柔軟性・感度についてですが「伸度が低い!」という事は”硬いが感度は良い”という事になります。
実際の使用感
- 比重に関してですが、やはり「フロロに近い」感覚があります。
「軽量スプーン」や「ボトムの釣り」に関してですが、張りがあり沈むラインのため、確かに使いやすく感じます。
これは、使用しているエステルラインが0.3~0.5号と細いため、”軽量スプーンが投げやすかった!”という事も関係していると思います。 - 伸度については、確かに伸びは少なく感じます。
調べて見ると「感度は良いが伸びが少ないから”合わせ切れ”しやすい」とよく言われているようですが、確かに”至近距離”でのあたりをしっかり合わせた時に、私も”合わせ切れ”をしました⤵
ただ、「細いライン」なので、いくら何でも強く合わせすぎだったから切れたのではないか?とも思いました。 - 耐久性に関しては、正直な所ハッキリわかりませんでした。
”エリア”での使用だったので、カバーがあるわけでもなく、特に障害物もないので普通に使えました!
エリアでの使用では何の問題もないと思います! - 柔軟性と感度についてですが、確かに”よれる”なぁと感じます。
スプールへの”馴染み”もあまり良くなく、ライン自体が細いから何とか使えているという感じです。
感度は確かに良く、軽量スプーンを使っている時に少しラインのテンションが緩くても”あたり”を感じる事が出来ました。
ボトムの釣りでは、数字を比べれば「エステル」の方が高感度なので良いように思いますが、私ごときでは「フロロもエステルも同じ」ようにしか感じませんでした。
今回、調べて見て・・・。
当たり前の話ですが、エステルの特性を活かせる状況やルアーを選択する事が重要です。
現在は「エリアフィッシング」や「アジング」で使用する方が多いようですが、どちらも「軽量のスプーン」「軽いジグヘッド」などを使う場合、細いラインで飛距離をカバーし、且つ感度が良い!という特性が生かされている使い方だと思います。
今回調べて見た結果、私はエリアであまり「マイクロスプーン」などはあまり使わないのですが、「ボトムの釣りには非常に合うのではないか?」と思いました。
ボトムで使う場合は、スプーンで使うものより少し太めのラインの方が根ズレなどには強いと思うので、その辺の事も考えて号数を選んだほうがいいかもしれません!
エステルの特徴を踏まえた上で、使っていけば良い釣りが出来るのではないでしょうか!
追伸
ちなみに私が使っている「エステルライン」は「バリバス マスターリミテッド スーパーエステル」と「よつあみ チェルム アンバーコードSG S-PET」です。
「バリバス」のラインは、「定価1200円 150m 0.3号(1.4lb.)」
「よつあみ」のラインは、「定価1500円 150m 0.3号(1.8lb.)」
メーカーによって同じ太さでも強度が違うという事もあるようですが、測定方法など詳しく分からないので、一概にどうこう言えるものではない気がします。