エリアフィッシングは”そこに絶対に魚がいる”というのが前提になっているので、お子さんから初心者の方までもれなく楽しむ事が出来るのいうのが良い所です。
今ではエリアフィッシングでのルールも確立されて、そのルールを守る事により、みんなが安心して楽しめるようになりました。
”管釣り”創成期
私がエリアデビューしたのはずいぶん昔の事になります。
冬になるとバスが釣れなくなるため「釣れないからエリアに行こう!」ぐらいの軽い気持ちで行っていました。
当時は”エリアフィッシング”なんてカッコいい呼び方ではなく、”管理釣り場”や”釣り堀”と言った方がしっくり来る時代で、ルールもあってないようなものでした。
今では考えられないと思いますが”返しのあるフック”は当たり前でその他には”トリプルフックの使用”、”バス用の大きなルアー”を使い、魚の扱い方も今とはかなり違っていたのです。
かく言う私も、リリース時は魚を触らないように気を付けていましたが、渓流用のルアーなどを使っていました。
ルアーの他、フライはもちろんですが「エサ釣りOK」という所もあり、それはそれで面白い事ではありました。
エリアが人気
そのエリアフィッシングに人気が出始めたのは”バス”が特定外来生物”に指定されたあたりからだったでしょうか?バスから”エリアフィッシング"に行く人が増え、その頃からルールについても見直されるようになったのです。
その後はエリアトーナメントなども開催されるようになりエリアフィッシングというジャンルが確立していきました。
光と影
この頃、釣具屋さんの”バス釣りコーナー”が縮小され、その分”エリアフィッシングコーナー”が増えていきます。
当時は渓流についての記事も掲載されていた「アングリング」という雑誌がいつの間にかエリア専門雑誌の「アングリングファン」になったのもこの頃で、エリア人気が凄まじく新しいエリアがたくさんオープンしていったのです。
しかし、人気もそう長く続くものではなく、幾つかのエリアが廃業になってしまいます。
エリアの経営も競争ですからそれは仕方がない事なのかもしれません!
私が良く行っていた穴場の”管釣り”も経営者が何人か変わったのちに廃業してしましまいました。
それに釣り人が増えればマナーの悪い人も増え、釣れた人がいるとそのすぐ近くに割り込んで釣るような人も多くいました。
人気が出たとはいえエリアを経営していくは大変な事だと想像がつきます。
私達はお金を払って釣る立場ですが、「良い環境で釣りをさせてもらっている」ぐらいの気持ちが必要かもしれませんね。
シーズン到来
10月になりますと休業していたエリアがぞくぞくとオープンします。
”釣り堀”と言ってしまえばそれまでですが、エリアにはエリアならではの面白さがあります。
狙うのは同じ”ニジマス”ですが、エリアによって攻略方法が違う所なども楽しい所です。
今シーズンもいろいろなエリアに行って、楽しんできたいと思います。
そろそろ、リールをエリア用にラインを巻き替えて”エリアシーズン”に備える事にします!