「人は選択肢が増えると逆に選べなくなる」、とかそんな感じのCMを見て、”へぇ~、なんか面白そうだな?”と思った事から「行動経済学」に興味を持ち、その手の本を読むようになりました。
行動経済学の本でダン・アリエリーの「予想どおりに不合理」という本を読んでみたのですが、当時の私の頭?では(今もですけど)「・・・よくわからん?」となってしまいましたww
そこで「私の頭でも理解できるぐらいのやつ」というので見つけたのがこれです。
「不合理な地球人」
たしか?本屋で平積みになっていたの立ち読みしてこれなら!と思って買ったような記憶があるのですが・・・どうだったかな?
「不合理な地球人」 ハワード・S・ダンフォード
ルーレットで5回連続「赤」が出たとしたら、次は「赤」と「黒」どちらが出る可能性が高いだろう?もし「黒」だと思うのなら、あなたは立派な“不合理な地球人”だ。レジ待ちのときに格別にイライラする理由、押入れのものがなかなか捨てられないわけなど、身近な話題から行動経済学のエッセンスをやさしく解説。ビジネスから人間関係まで広く使える、宇宙一わかりやすい行動経済学入門。
この内容を見ると、”普通の行動経済学の本”と思う方もいると思いますが、「不合理な地球人」という題名の通り、地球人のふりをしてここで暮らし、我々地球人の生態を調査するためにやって来た”宇宙人のジョーンズ”が、「なぜ地球人は不合理な判断を下すのか?」と疑問を呈する形で話が進んでいくという何ともユニークな内容となっています。
読んでみた感想?
この本は行動経済学の本なのですが小難しい話が続くのではなく、宇宙人のジョーンズと作者である”ダンフォード”の会話から、いろいろなシチュエーションで「なぜ不合理な判断をしてしまうのか?」という事を設問形式で解説してくれ、私の頭でも理解できるくらい分かりやすくなっているので非常に面白く読む事が出来ました。
一つひとつが興味深く、普段の生活でも使えそうな物から、「確かにそうなんだけどそれができないのよ」と思うものまでいろいろです。
人には心があるので不合理な判断を下してしまうのはしょうがないですよね。
私もちゃんと不合理な地球人でした。
この本のおすすめ度は星4つ★★★★です!
最後に、この本を読んだ後、ちょっと使える!と思った話を友人に披露すれば「こいつちょっと頭いいんじゃね?」と思われるかもしれない?と思って話してみましたが、「・・・ちょっとわかんない?」みたいな顔をされたので注意が必要です!!
気を付けましょう!
私が買った単行本は「朝日新聞出版」から出版されていたのですが、調べて見ると現在売られている文庫本は「筑摩書房」から出版されているようです。(たぶん?)